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■ 今週のひと言【「日の丸・君が代」は内心の営みの問題】(1月27日更新)

 日の丸・君が代の起立斉唱の職務命令を拒否して懲戒処分を受けた東京の教職員ら約170人が、処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は1月17日、停職2人のうち1人と、減給の1人について処分を取り消した。注目点は「戒告を超える減給以上の処分の選択には慎重な考慮が必要」との判断を示したこと。判決理由を読んでいくと、裁判官たちは「職務命令は合憲」としながらも、不起立は個人の歴史観ないし世界観に起因しているからこそ、処分は慎重であるべきだ、と説いていることが読み取れる。桜井龍子裁判官は補足意見で「今後いたずらに不起立と懲戒処分の繰り返しが行われていく事態が教育の現場の在り方として容認されるものではないことを強調しておかなければならない」と、踏み込んで指摘している。
 大阪では、橋下徹・大阪市長と大阪維新の会が、職務命令違反を繰り返した教職員を免職にできる条例制定に意欲を見せている。日の丸・君が代の起立斉唱についての橋下氏の持論は「思想の問題ではなく公務員の規律の問題」。危うい憲法観というほかない。最終的にどんな条例案になるのか、メディアの監視が必要だ。

「今週のひと言」過去分はこちら



提言・検察とメディア
メディア総合研究所「検察とメディア」プロジェクト
 主な内容
 ○検察との距離を見つめ直そう
 ○人質司法など、刑事司法の構造問題の批判を
 ○司法全体にも批判的な視点を
  他

提言・検察とメディア(20110215.pdf)

■ 最新インタビュー

  情報操作に汚染されず真実の情報を
元毎日新聞記者 西山太吉さん


 沖縄返還(1972年)の日米交渉をめぐる密約問題が新たな段階に入った。当時の文書を開示するよう求めた沖縄密約情報公開訴訟の口頭弁論が12月1日、東京地裁であり、対米交渉に当たった吉野文六・元外務省アメリカ局長(91)が法廷で密約の存在を認め、「歴史をわい曲するのは国民の損失」と国の姿勢を批判した。密約を裏付ける文書を入手するなどして国家公務員法に問われた元毎日新聞の西山太吉さん(78)は、「国家情報が隠蔽され偽装されるということは、民主主義の侵害だ」と訴える。【明珍美紀】 続きを読む
西山太吉さん  

2011年メディアの課題と展望
 2011年は、21世紀・第2ディケイド(2番目の10年)の始まりの年。世界が資本主義経済の行き詰まりと市場を含む社会主義の実験に大きく動き、大国支配の構造が崩れる中で、これからの日本が転換する、そのスタートの年にしたい。統一地方選を契機に変わっていく政治のうねりが国政にも広がっていく。ニセ物とはっきり決別し、本物志向の政治が始まる年にしたい。
 憲法メディアフォーラムの編集委員5人が、2011年のメディアの課題と展望を表すキーワードをそれぞれ3つ選びました。
新春特集「2011年メディアの課題と展望」(newyear2011.pdf)

メディアよもやま話
主な内容
「密約」をめぐって / 検証報道の必要性 / 警察報道の難しさ
メディアと権力の距離感 / 政治報道の限界 / ネット時代のジャーナリズム / 他
メディアよもやま話(zadankai20100730.pdf)

日米密約とは何だったのか
パネリスト
新原 昭治氏(国際問題研究者)
太田 昌克氏(共同通信編集委員)
春名 幹男氏(名古屋大学特任教授)
コーディネーター
岩崎 貞明氏(『放送レポート』編集長)
日米密約とは何だったのか(symposium20100508.pdf)

「チェンジ」を本物にしよう
A:在京テレビ局政治記者
B〜F:全国紙記者
G:地方紙記者
司会:丸山重威(憲法メディアフォーラム編集委員・関東学院大学教授)
「チェンジ」を本物にしよう(zadankai201001.pdf)

日本国憲法と「文民統制」の現在
前田 哲男(軍事ジャーナリスト)
日本国憲法と「文民統制」の現在(20091212.pdf)

自衛隊・米軍報道を検証する

講演会

「ソマリア沖の海賊対策」──繰り返される海上自衛隊の「駆けつけ警護」
東京新聞編集委員 半田 滋氏
「自衛隊・米軍報道を検証する」(講演会)

パネルディスカッション

<パネリスト>
東京新聞編集委員 半田 滋氏
ジャーナリスト  三宅 勝久氏
琉球新報記者   松元 剛氏
<コーディネーター>
MIC議長・新聞労連委員長 豊 秀一氏
「自衛隊・米軍報道を検証する」(パネルディスカッション)

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