ご意見紹介:ニュースと論評

【ご意見紹介】大学教育があぶない

映画館で「大学から文系がなくなるって、こわいですね」といわれ、何のことかわからずに、インターネットで検索したら、もう、大変な状況になっている。
大学の講義内容をパッシングしても当然のような状況がある。なぜ、大学人が闘わないのかの疑問もそこにあった。

国立大学から文系学部が消える!安倍首相と文科省の文化破壊的“大学改革”(2014/10/01)
    http://lite-ra.com/2014/10/post-508.html

これは、東京新聞(9月2日)の報道をもとに投稿してある。

11月になって、次のような報告書が発表された。

「国立大学改革プラン」に対する各学長からのメッセージ(2014/11/01)
    http://www.janu.jp/message-from-presidents.html

平成26年度国立大学改革強化推進事業選定事業一覧(2014/11/14)
    http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/11/__icsFiles/afieldfile/2014/11/14/1353466_1_3_1.pdf

これでは、政府批判する大学にはなれない。予算を人質に、大学教育を「自主的に」転換させようとしている。小保方晴子問題もこのなかから出てきた問題だ。
大学が、短期間に、政府寄りの「成果」をあげないと、予算も、地位も不安定になる。このような状況のなかで、まともな研究なんかできるわけはない。
「3・11」で、日本は、研究のありかたを問われたはずである。「原子力ムラ」からの脱却を、未来をみすえた研究を、など。
でも、そうはなっていない。小泉内閣以降、上記の路線が着実にすすめられ、止めようがない。でも、ブレーキが必要だ。

中学社会科教員として、限界はあるが、何かできることをしよう。生徒にとっては、最初で最後に学習する分野もある。世間一般の「常識」ではない、
学問の世界へと案内したい。

(鹿児島県)小浜健児