ニュースと論評:憲法メディアウォッチ

〈weekly新聞ウオッチ〉犯罪被害者保護を名目に警察の匿名発表に懸念

05年12月26日(月)-06年1月1日(日)の東京都内発行・大手新聞各紙に掲載された憲法ニュース
〈ヘッドライン〉
犯罪被害者基本計画が閣議決定。警察の匿名発表恒常化に懸念
27-28日付各紙

▽12月26日(月)
【読売】
(3面)社説で犯罪被害者の匿名発表問題について、「警察の恣意的な運用が心配だ」と主張。
(解説面)小泉首相の靖国参拝を巡ってこじれた日韓関係の背景を解説。

【東京】
(2面)企画「キーワードで振り返る政界フォー!」で、10月の小泉首相の靖国参拝を回顧。

【産経】
(2面)社説で犯罪被害者の匿名発表問題について、「政府に重ねて再考を促す」と主張。

▽12月27日(火)
【朝刊各紙】
犯罪被害者基本計画案をきょう閣議決定。警察の匿名発表判断を懸念。

【東京】
(5面)社説で、行き過ぎた個人情報保護の風潮について「?覆面社会?は窮屈だ」と主張。
(対社面)企画「記憶 戦後60年」で、元朝日新聞記者のむのたけじさんが占領時の報道統制を振り返る。

【毎日】
(オピニオン面)「新聞時評」で児童文学者の小倉肇氏が「イラク派遣再延長、もっと論議を」と主張。
(メディア面)企画「メディアの現場 戦後60年の原点」で、中央公論元編集部次長の橋本進氏と理論社元社長の小宮山量平氏が占領下の検閲について回顧。

【読売】
(1面)世論調査で、個人情報の過剰保護によって「暮らしにくく不便な社会になると感じる」57%。

▽12月28日(水)
【朝刊各紙】
閣議決定された犯罪被害者等基本計画について、日本新聞協会と日本民間放送連盟が「恣意的に運用されないよう監視する」との共同声明。

【朝日】
(3面)社説で犯罪被害者について「安易な匿名化は避けよ」と主張。
(3面)社説で、小泉首相が国立戦没者追悼施設を「在任中は検討しない」としたことについて「世論は賛成なのに」と批判。

【読売】
(政治面)防衛庁の防衛省への昇格について、小泉首相が在任中実現に意欲。

【産経】
(2面)社説で匿名社会について「『羹に懲りて膾を吹く』愚」と論評

▽12月29日(木)
【産経】
(2面)社説で防衛省昇格問題について「早く整えたい国家の基本」と主張。
(3面)民主党の「前原ビジョン」の概要が明らかに。集団的自衛権行使について、限定的に容認する内容。
(オピニオン面)コラム「正論」で作家の上坂冬子氏が「靖国問題」を論評。

▽12月30日(金)
【産経】
(5面)「憲法改正駆ける戌年」と題し、展望や各党の姿勢を紹介。
(オピニオン面)コラム「正論」で、上智大名誉教授の渡部潤一氏が、現憲法を占領下法として無効とするよう主張。

▽12月31日(土)
【日経】
(1面)企画「2006年の選択」で、五百旗頭真・神戸大教授が小泉首相やポスト小泉の有力者の靖国参拝などについて論評。