今週のひと言

ウソは戦争の始まり

 子どものころ、「ウソは泥棒の始まり」という言葉があった。「ウーソついたら、針千本の飲ーます」というのもあった。いまはどうか―。
 ・自衛隊イラク派遣の日報の開示を求めたら、「廃棄した」と回答があった。現場の部隊がそんなことするかな、と疑問があったが、やっぱり「ウソ」だった。バレて国会で追求され、防衛大臣はしゃーしゃーと「戦闘という言葉は憲法に触れる恐れがあるので使っていない。衝突だ」と答弁した。昔も「事変」と言って「戦争」を隠した。
 ・沖縄でも、学校で生徒が先生に「反対して座り込みやったりする人って、日当もらってるんでしょう?」と聞くそうだ。「ニュース女子」がばらまいた「捕まっても大丈夫なシルバー部隊を作って全面に立たせている」「農地にも行けないし、救急車が入れなかったことがあった。取材もこれ以上行くと危険」など、みんなウソ。ウソをばらまいて新聞社の論説副主幹を名乗る男など記者の資格はない。「言論の自由」とは「ウソを言う自由」ではない。新聞に傷がつく。
 ・世論調査のウソ。朝日は共謀罪について「政府は過去3度廃案になった『共謀罪』の法案の内容を改め、組織的な犯罪について、準備の段階から取り締まる『テロ等準備罪』を設ける法案を、今国会に提出する方針です。この法案に賛成ですか」と聞いて賛成44%を引き出した。朝日の世論調査。「共謀罪の内容は以前と同じ」「『テロ等準備罪』の名称に根拠はない」という事実は明らかになっているのに、政府の説明を鵜呑みにした質問に賛成が多いのは当たり前だ。
 ・産経によると、11月にトランプと会った安倍は「私とあなたには共通項がある。あなたはニューヨークタイムスに叩かれた。私も朝日に叩かれた。だが、私は勝った」と言った。すると、トランプは親指を立てて、「私も勝った」と言ったという。朝日にとっては、名誉に関する大問題だ。早速、「ファクト・チェック」を!
 「フェイク・ニュース」も「ポスト・トゥルース」も、何も目新しいことではない。要するに「ウソが罷り通る風潮」に「ウソがはびこる」という話。そんなものに市民権を与えてはならない。