ご意見紹介

新聞はどの事実を報道すべきかを考えよ

NHK:辺野古 埋め立て予定地に土砂投入はじまる
2018年12月14日 18時16分基地問題
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181214/k10011746901000.html?utm_int=news_contents_news-main_002

12月14日のNHK「ニュース7」で菅官房長官の発言にあぜんとした。「菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、「現職の知事としても、普天間飛行場の危険性除去をどう進めていくかは極めて重要な問題だと思うし、普天間飛行場の固定化は絶対に避けなければならないはずだ」と述べました。」の報道。
翌日の新聞、管見の限り、菅官房長官のこの発言はスルーされている。のんきな日本の新聞社だと今更ながらこれまたあぜんとした。
ぼくは、ニュースをみながら、「危険性をもたらせているのはだれだ。それを放任しているのはだれだ。辺野古に新基地を建設すれば、辺野古には危険性はないと断言できるのか。」と即座に思った。新聞社にはそのような発想はできないのか。「政府と沖縄県の対立激化」としかステレオタイプでしか報道できないのか。そのなかでどのような事実があるのか取捨選択できないのか。
菅官房長官の発言は重大だ。政府が責任を負うべきことを、「辺野古新基地建設に反対している沖縄県知事によって、普天間基地の危険性が除去されない」と責任転嫁している。政府の責任を報道するならいくらでも事実がある。なのにスルー?
もうひとつ、最近のメディアが共通して使う言葉。
「来年、一斉地方選挙、参議院選挙がある。その直前に重要法案で国会が対立したら、選挙に影響するから、今のタイミングで法案を通した」。
それは政府のことばでしょう。メディアは政府のことばをそのまま伝える機関ではない。ましてや、こんな国民を愚弄する発言に何のコメントもつけられない。「日本国民は忘れやすい」という愚弄したことば。
メディアの役割は、たとえ、「日本国民は忘れやすい」かもしれないが、選挙では、今までの政府の強引な政治を国民に思い出すような記事を掲載してほしい。選挙が始まって、メディアはすることは「当落予想」が中心、始まってすぐ、中盤、終盤とそんな報道をする必要があるのか。選挙は「ギャンブル」ではない。
メディアは政府と一定の距離をとることは常識。世界の中で首相と定期的に会食をしている日本は異常じゃないのか。だから、政府の情報を「垂れ流す」ことしかできないのではないか。
参議院選挙では、少なくとも、この3年間に安倍政権が行った、国民無視の、強引な政治手法を批判する記事を掲載して、「忘れやすい日本国民」を覚醒させてほしい。