今週のひと言

オバマ大統領の訪日

 オバマ米大統領が13日夕、就任後、初めて来日した。「核のない世界」を掲げた米国初の大統領だったが、被爆者が求めていた広島、長崎への訪問は見送られた。沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題など外交や安全保障では依然として難問が山積している。
 来日にちなみ、マスコミはこぞって「新しい日米同盟の姿を」などと書き連ねるが、そもそも日米同盟という言葉に法的根拠があるのか。「日米安保条約と日米同盟を同じことと考えることは間違いである」と改定当時の藤山外相も国会で発言している。軍事・防衛分野における日本の主体性の喪失が、「日米同盟の強固」に結びついたのではないか。
 核軍縮、戦争のない世界は、あらゆる市民の願いであり、平和への道だ。できることからでいい。その視点で両国の首脳が未来をどうするのか話し合ってほしい。