今週のひと言

「人権保障の砦が危ない」沖縄タイムス社説

 ことしの憲法記念日の新聞各紙の社説は、改憲論議が沈静化しているためか朝日が25条の生存権、読売、毎日は憲法審査会を論じ、いずれも「9条」の2文字が登場しなかった。そんな中で沖縄タイムスは「人権保障の砦が危ない」と題し、米海兵隊のヘリパッド増設計画に反対する東村高江区の住民が昨年11月、防衛省から通行妨害の禁止を求める仮処分申請の債務者として訴えられたことを取り上げた。「国策の合理性は問われないまま、行政が司法を使って反対住民を排除しようというものだ」と断じ、本土では石川県の内灘闘争など、1950年代の米軍基地建設計画は激しい住民闘争ですべて中止されたことも指摘。「政治・行政が司法権を利用することが一般化すると、国民生活はどうなるだろうか。高江区の住民運動は、憲法の基本的な役割を再考する上で大切な問題提起をしている」と結んだ。日本国の国家政策として米軍が駐留することによって、沖縄で日本国の主権者の人権が侵害される理不尽をどう解決するのか。護憲を信条にする主権者の1人として深く考えさせられる。
 ※参考 沖縄タイムス5月3日社説 [憲法と沖縄]人権保障の砦が危ない