今週のひと言

平気で嘘をつく人たち

 宙に浮いた年金記録のうち、1975万件が特定困難で、そのうち945万件は最終的に持ち主が確定できない可能性が高いことを、政府が認めた。かなりの国民が、保険料は払ったが年金はもらえない理不尽な事態に直面する。
 ほんの数ヶ月前まで、政府・与党はこう叫んでいた。
 「最後の一人に至るまでチェックし、年金はすべてお支払いすると約束する」(07年6月13日、自民党全国政調会長会議で、安倍晋三首相)
 「最後の一人、最後の一円まで確実に給付につなげる。この参院選での公約を果たすために厚労相就任を承諾した」(同8月、安倍改造内閣入閣に際し、舛添要一氏)
 ところが、これは嘘だった。福田首相は「公約違反というほど大げさなものか」と、おとぼけ作戦。舛添厚労相は「意気込みを示したものだ」と開き直る。安倍前首相は口をぬぐっている。
 日経、共同、毎日、朝日と各世論調査で、福田内閣の支持率は軒並み急落した。平気で嘘をつく政治家たちを、多くの市民は冷静に、厳しく見据えている。