今週のひと言

攻めの平和運動

 夕刊紙風に言えば、病人安倍から老人福田へ。防衛癒着は、ぬかがなものか。大阪市長選も民主の大勝で、小沢一郎らの大連立騒ぎとは無関係に、風は変わらず反自民。格差社会への反乱も兆す。自民党のもろさが、ここに来て誰の目にも明らかになってきた。9条の会の井上ひさしさんは22日の集会で、「何々を守るという受け身の運動だけでなく、日常の中で前進をしたい」と、平和勢力の反転攻勢、攻めの平和運動を呼びかけた。
 具体的に何をすべきか。井上さんは、2005年に日本が批准した「ジュネーブ諸条約第一追加議定書」の活用を挙げた。その59条に「紛争当事者が無防備地区を攻撃することは、手段のいかんを問わず、禁止する」とある。これに反した者は国際法違反として裁かれる。無防備地区を宣言できる条件は4つ。戦闘員の撤退と移動兵器の撤去、固定軍事施設の不使用化、住民の非敵対、軍事支援活動の否定。考えてみれば、これは憲法9条の地域ごとの実践にほかならない。すでに藤沢市では、「無防備地区」化の署名集めが始まったという。