今週のひと言

本当の争点

 今回の選挙でも、メディアが「最大の争点は年金」というのは間違ってはいないのか? 払った人は全員がもらえるように、などというのは当たり前。全員に通知をする、カードを配る、手帳を持たせる…。そんなものは争点でも何でもない。
 何を隠そう。争点は自民党がトップに掲げる通り、憲法だと思う。安倍首相は「憲法が争点」といいながら、本音の「九条を変えたい」とは言わない。小沢代表は「憲法は先の問題」と口を濁す。いずれも、「憲法隠し」だ。
 だが、「構造改革」の中で進む「格差」の拡大、「自立」と「競争」の押しつけで進む「社会の荒廃」も、「君が代・日の丸」の押しつけ、「集団的自衛権」の容認、自衛隊と米軍との一体化など、自民党・安倍政権の「戦後レジームの脱却」は憲法破壊そのものだ。
 議席にどう反映するかは分からない。だが、重要なのは、憲法を捨てるのか、暮らしに生かすのかである。有権者が問われているのは、そのことではないだろうか。